光前寺 早太郎の墓
《長野県駒ヶ根市:こうぜんじ はやたろうのはか》静岡県磐田市の見付天神で人身御供を強制した狒々を退治した早太郎(悉平太郎)の伝説を紹介。また光前寺に残る伝承を紹介。
数年後、光前寺に一実坊という旅の僧が訪れた。僧が言うには、遠州府中の見附天神では、毎年祭りの時に白羽の矢が立てられた家の娘を人身御供として神に差し出す風習がある。生贄を要求する神がいるのかと思い様子をうかがうと、化け物たちが現れて「今宵今晩おるまいな 信州信濃の早太郎 このことばかりは知らせるな 早太郎には知らせるな」と歌いながら娘を引っさらっていった。そこで信濃に早太郎という者を探しに来たのであるが、それが光前寺の飼い犬と知って、借り受けに来たのであると。
<用語解説> ◆「早太郎」の名称 光前寺の伝説では「早太郎」とされているが、もう一方の伝承地である見附天神では「しっぺい(悉平)太郎」と呼ばれている。また「疾風太郎」と呼び慣わす地域もある。
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