大豆の栄養素と効果効能の解説
大豆の栄養素と効果効能の解説 どんなもの?
どんなもの? 大豆は、東アジア原産のマメ目マメ科ダイズ属の一年生作物。栽培の起源は古く、日本には約2000年前の弥生時代初期に中国から渡来したと言われています。日本で広く栽培が始まったのは鎌倉時代以降で、現在では世界中で広く栽培されています。大豆といえば、黄大豆をさすことが多いですが、黒、白、赤、緑などさまざまな種類の大豆が存在します。需要に対し国内生産量が少ないため、消費量の大部分を米国、ブラジル、カナダなどからの輸入に頼っています。
大豆の特徴としては、アミノ酸スコアが100の良質な植物性タンパク質の他、脂質、ビタミンE、ビタミンB群、カリウム、カルシウムなどがバランスよく融合されている点にあります。 体のさまざまな部位を構成するタンパク質は代謝活動を促進し、体力を向上させる働きがあります。
ビタミン類では、ビタミンB1とビタミンEが豊富に含まれます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに分解するときの補酵素となるので、疲労からの回復を早めたり、脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。ビタミンEには抗酸化作用、免疫力向上、感染症の予防、美肌効果、発がん抑制作用などがあります。ミネラル類では、カリウムとカルシウムが豊富です。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるので、高血圧の予防や動脈効果の予防に効果があり、カルシウムは大豆イソフラボンとともに骨粗鬆症を予防します。
最近注目の成分、大豆レシチンや大豆サポニンには、体内での脂質の代謝を促進し、余分なコレステロールが血管壁に付着するのを防ぐ作用、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用、肝機能を改善させる作用があります。また、大豆イソフラボンには、エストロゲン(女性ホルモン)に似た働きがあり、女性の更年期障害の改善や骨粗鬆症を予防します。また、不溶性食物繊維も100gあたり6.1gと豊富で、含まれる大豆オリゴ糖にも整腸作用があるので、便秘の予防改善にも有用です。
効果効能 疲労回復、代謝活動の促進、免疫力向上、高血圧の予防、動脈硬化の予防、更年期障害の改善、老化防止、骨粗鬆症の予防、整腸作用、がん予防、前立腺がんの予防。
注意点 大豆は一定の頻度でアレルギーが発生する食品に分類されています。大豆イソフラボンはDNAの構造を正常に保つ働きを持つトポイソメラーゼIIを阻害し、遺伝子の異常を生じさせる可能性があることが報告されているので、妊婦、乳幼児、小児はサプリメントなどでの過剰摂取には注意しましょう。また、前立腺腫瘍の男性患者に大豆イソフラボンカプセル(398 ㎎/日:28 日間、796 ㎎/日:56 日間)を合計 84 日間摂取させたところ、女性化乳房、ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)の増加などが認められたそうです。
大豆(茹で)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率 63.5g 16.0g 9.0g 9.7g 1.8g 0% ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン レチノール βカロテン 0.22mg 0.09mg 0.11mg 0μg 0.5mg 0μg 3μg 葉酸 パントテン ビオチン C D 39μg 0.29mg 11.1μg 0mg 0μg E K ナトリウム カリウム カルシウム α β γ δ 7μg 1mg 570mg 70mg 0.8mg 0.3mg 6.0mg 3.4mg Mg リン 鉄 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 110mg 190mg 2.0mg 2.0mg 0.24mg 0mg 0μg セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール 3μg 1μg 64μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg 0.9g 6.1g 1.22g 1.73g 4.93g ナビゲーション- トップページ top page
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