剣道ニュースフラッシュ
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香港剣道協会に所属する岸川ロベルト吉秀氏(48、2世)が、 11月27日に東京武道館で実施された剣道八段昇段審査に合格した。 今回の受験者数は1...

今回の受験者数は1011人で、合格者はロベルト氏を含め8人のみ。 これまで日本国籍以外では3人が同審査に合格しているが、いずれの剣士も在日外国人だったという。 ロベルト氏は生まれ育ちが日本以外の剣士としては初めて合格するという快挙を果たした。 「剣道八段と言っても、すごさが分かる人は少ないんですよ」―。 そう話すのは、朗報を知らせに本紙を訪れたロベルト氏の父・岸川吉朗氏(78、佐賀)と ブラジル剣道連盟の蛯原忠男会長。 七段の合格率は約25%だが、八段の合格率は一気に下がり、毎回1%にも満たないという。 「該当者なし」として合格者を出さない時もあるほど狭き門だ。

そんなロベルト氏は、佐賀県人会剣道部で31年指導者として活躍している 教士七段の吉朗氏の下で5歳の時から剣道のけいこを始めた。 吉朗氏の指導は厳しいと評判で、けいこは「兄弟2人とも途中でぶっ倒れた」(吉朗氏)ほどだという。

その後ブラジル剣道連盟の戸井田富寿氏、山下春哉氏、福原力氏らに師事して頭角を現した ロベルト氏は、1982年にブラジルで開催された 第5回世界剣道大会でブラジル代表を総合準優勝に導くなど活躍した。 約10年前に仕事で香港に転勤して同地の剣道協会に籍を移したが、 今では指導者として、なくてはならない存在になっているという。

吉朗氏は「息子が八段に合格し、こんなにうれしいことはない。 すべては今まで世話になったブラジル剣道連盟のお陰」と感謝を表わし、 蛯原会長は「ブラジルだけでなく、世界全体の剣道連盟・協会の励みになる。 これを機に後輩たちも精進して八段を目指してほしい」と期待を示した。

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