【内子町→久万高原町】雪化粧の鴇田峠は厳しくも楽しい道のり
内子町から44番札所大寳寺に向かう際に越えた「鴇田峠」は、積雪が残るハードな道のりで、私が遍路道中で唯一の転倒を経験した場所です。厳しい遍路道ではありましたが、雪化粧の変化に富んだ道は楽しい道のりでもありました。
鴇田峠にチャレンジを始めてしばらくは舗装路を歩きますが、私が歩いた2月中旬は路面に積雪が残り、岩場には氷柱(つらら)ができているという本格的な冬仕様の道でした。 私が遍路旅をしていたのが2015年1月下旬から3月上旬で、当然標高の高い山の中にもたくさん入っていき、雪が降っている日も何日かありましたが、これだけの「冬」を実感した道は、この鴇田峠が一番でした。 ちなみに歩いているときは、汗だくになるほど体は温まっているので、気温の低さは想像よりも実感せず(野宿の際は防寒対策を万全にしましたが)、むしろ気温の高い季節の方が体力消耗が激しいのではと思いながらの歩行でした。
気持ちのよい雪道を登って頂上に到着し、少し進むと舗装路に合流、その先に「鴇田峠休憩所」があるのですが、ここでトラブル発生です。 未舗装路の雪道が気持ちよかったので、油断もあったのか、舗装路の積雪・凍結箇所でまさかの転倒で、まさしく「すってんころりん」状態でかかとが滑り、後ろ方向におもいっきり尻餅をついてしまいました。 今回の遍路旅で、私が転倒したのは、あとにもさきにもこれ1回でした。 遍路旅が後半に入り、難所もたくさんクリアしてきて油断もあった頃だと思うので、お大師さまが戒めてくれたのだと思います。 ちなみに鴇田峠(ひわたとうげ)は変わった名前ですが、空海が歩いたときに、大洲から雨続きだったときにこの峠で晴天に恵まれ、「日和(ひより)だ」と言ったのが訛って「ひわた」になったとの説があるようですが、私は天気には恵まれていましたが、雪には勝てなかったようです。 幸いにお尻がちょっと痛かっただけで、怪我はなかったので、お大師さまが守ってくれたとも言えますが。
四国遍路巡礼におすすめの納経帳
この記事を書いた人お遍路さん初心者です。 2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。