二足歩行ロボット「アトラス」がアップをはじめたようです。華麗なる後方宙返りでパルクールに挑戦
ここ数年で華麗なパルクールやアクロバティックな大胆技をマスターするなど…
ここ数年で華麗なパルクールやアクロバティックな大胆技をマスターするなど、人間じみた動きに磨きがかかったボストンダイナミクスのロボット「アトラス(Atlas)」がまたしても新たな技を披露した。 かつて試験のためにどつかれていた時代がなつかしくなるほど機敏になったアトラスにこれ以上の改良なんてありうるんか?と思いきや、2体で息の合った宙がえりをしれっとやってのけている。 よりなめらかな動きや高度なバランス技をものにしただけでなく、カメラとリンクしたシステムを得て従来のプログラムすら不要になったアトラスが目指す道は? いよいよもってガチな未来が見えてくる進化っぷりをごらんいただこう。
記事をシェア みんなのポスト コピー コメント コメントを書く コメントを見る Atlas | Partners in Parkour宙がえりも楽勝!?アトラスがより人間らしい動きに
映像は今月17日にボストンダイナミクスが公開したもの。のっけから傾斜した板を普通に走ってジャンプするアトラスに圧倒される。 前回の時も衝撃だったが今回は動きがもっと人間寄りだ。 ロボットにつきもののメカメカしさが激減し アスリートのごとく安定した動作がうかがえる この画像を大きなサイズで見る 平均台を模したルートもへっちゃらで走ったり 片手でクールにとびこえてみたり この画像を大きなサイズで見る そして最後は2体でいっしょに宙がえり! この画像を大きなサイズで見る image credit:youtube ジャンプ前の膝の動きといい着地に備える姿勢といい、まさに人と見まごうレベルに達している。
従来の事前プログラムは不要。視覚に基づいたシステムを獲得
アトラスが一般公開されたのは2013年。当初は捜索や救助に役立つロボットとして設計されていた。 身長1.5メートル、体重86キロ。バッテリー駆動の油圧式で、人間の関節のようなジョイントをいくつも備え自由に動ける程度を示す自由度は28もある。 映像ではこれまでのパルクールをはるかに超えるバランス機能がうかがえるが、それはアトラスが視覚(カメラ)に基づいた動作を獲得したからだという。 実は今までアトラスはジャンプなどの動作を行う前に、エンジニアがあらかじめ飛ぶ位置や間隔をプログラムする必要があった。 ところが今はアトラス自身が見たものに適した動作ができるようになり、プログラム任せではなく独立したアスリートに近い訓練が可能になったのだ。 この画像を大きなサイズで見る お披露目されたばかりの頃は屋内の平らな所をゆっくり歩くのが精一杯で、さらなる試練のためにどつかれたり転ばされたりの連続だったアトラスが、ここまでいろいろこなせるようになったなんてほんとにびっくり。 これから先は「なんでも一体でできるもん!」なリアルSFコースをガチでひた走ることになるのだろうか?
パルクールこそ理想。ボストンダイナミクス推しの試験方法
にしてもなぜボストンダイナミクスはアトラスの動作試験にパルクールばかり取り入れるのか?その理由は運動能力の向上にある。 すでに高性能なヒューマノイドロボットであるアトラスの動作スキルやテクニックのレベルアップを望む同社にとってパルクールは理想的なスポーツだという。 パルクールの練習は全身に影響するため、さまざまな状況でのバランス維持やそれぞれの動作をなめらかに行う能力が必要になる。 つまりより人間らしい自然な動きや器用な身のこなしが課題のアトラスにはうってつけの試験なのだ。
満身創痍で特訓中。スタッフが支える華麗な動きの舞台裏
とはいえその舞台裏は思った以上に過酷なもよう。コロナ下でも開発に余念が無いスタッフに鍛えられるアトラスは、傷だらけになりながらの特訓に励んでいた。 一連の動作は先にコースを試した人の動きを参考に この画像を大きなサイズで見る カメラと連動した動作も入念にチェックされるが… この画像を大きなサイズで見る うっかり失敗するとあちこちぶつかり満身創痍に この画像を大きなサイズで見る
目標は限界突破?運動能力に加え耐久性も試されるアトラス
アトラスの制御担当ベンジャミン・スティーブンスはこう語る。 Inside the lab: How does Atlas work?r References:cnetなど /written by D/ edited by parumo 📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中あわせて読みたい
- うちもヒューマノイドロボット作るわ。イーロン・マスク、お手伝いロボット「テスラ・ボット」を開発することを発表
- あの犬型ロボット「スポット」がフランスで軍事訓練を開始
- 記事一覧を読込中です。
この記事への コメント 27件
前アトラス見た時はCGだと思ったもんだ ゆっくりだけど着実に進歩してるねこの業界 将来・・・こんなロボット兵士が攻め込んでくるのですね 自分より断然運動神経が良くて羨ましいギリィ ガレキの山の上をヒョイヒョイ駆けてきて、 「タスケニキマシタ!」とか言われたら間違いなく惚れちゃう- 名前: 匿名処理班 10 ID: YmVj • 投稿日: 2021年8月25日
- 名前: 匿名処理班 23 ID: NDVk • 投稿日: 2021年8月26日
※17 個人的見解だけど、バック宙ができる人は 5% もいないと思うので床運動に関して 95% の人類を既に凌駕していると思います。 まだ腕を使った運動がないのですが、ロンダートからのタンブリングは腕をつけたらすぐかもですね。 そうすると視覚から相手の重心も見ることができるようになってそうだから、柔道が無茶苦茶強くなりそう。
ネトフリでデンジャーゾーンって映画を見たが、アレの自律ロボット兵みたいなものが出現するのも時間の問題か。 個人的にはテスラの発表したより人間に近いツルンとしたボディのロボットより、こういうメカメカしいロボットのほうが好きだなぁ。 ところでかつて歩行ロボット先進国だった日本には、これに匹敵するロボットはあるのかな?
- 名前: 匿名処理班 31 ID: ZTgw • 投稿日: 2021年8月28日
最近のロボット技術の発展はすごいけど、どう使われるのかというと… 実用化はバラしてパーツごとに技術を活用するだろうから今の工場などのロボットのバージョンアップが現実的なラインなのかな でも30年前にはロボットの二足歩行は無理とさえ言われてたんだよな
- 名前: 匿名処理班 30 ID: ZDgw • 投稿日: 2021年8月28日
重量85kgで自律的に飛び跳ねることができるというだけでも、ソフトウェア・ハードウェアの進歩を感じる。 股関節とか相当な衝撃が加わってるはずなんだが、よく壊れないな。 と思ったら、2つ目の動画で油圧漏れっぽい故障してコケてるね。やっぱり相当シビアなんだな。
学習機能の成果だとアピールしても、最後にいつも通りの事前プログラムのリアクションしてるんじゃ台無しでは・・・? そろそろこの見せ方にロボットとしての意味はないって気付かれてると思うよ。 何となくだけど既に名前が付いててスタッフに可愛がられてそう こういうのばかり活躍させようとしたら人間が要らなくなるじゃん。 恐ろしい.... コメントを書く世界の不思議が、あなたの受信箱に。
人気記事ランキング
最新ニュース
不思議と謎の大冒険!
カラパイアは、科学・自然・動物・文化・歴史・ テクノロジーをテーマに、 世界の多様で奥深い存在や その役割に焦点を当て、 不思議・驚き・発見を 毎日お届けする知的好奇心メディアです。
興味深い発見を毎日お届け
© 2007 - 2013 Parumo© 2013 - 2026 Mincure Inc
運営情報
お問い合わせ
記事配信先
コメント欄に移動 コメント 人気タグ サイエンス&テクノロジー- 記事一覧を読込中です。
- 記事一覧を読込中です。
- 記事一覧を読込中です。
- Bluesky