お気に入りのスニーカーのゴムを染める!失敗しない塗装のコツ
お気に入りのスニーカーのゴムを染める!失敗しない塗装のコツ

お気に入りのスニーカーのゴムを染める!失敗しない塗装のコツ

お気に入りのスニーカーのゴムを染める方法にお悩みですか。ソールの黄ばみは酸化が原因ですが、塗装なら新品同様の輝きを取り戻せます。この記事ではスニーカーのゴムを染める際の脱脂やマスキングのコツを、私タカが詳しく解説します。一足を自分好みに再生して長く愛用しましょう。

スニーカーのゴムが黄色くなってしまう主な原因は、経年劣化による酸化紫外線の影響です。ゴムに含まれる成分が空気中の酸素や日光と反応して、化学変化を起こしてしまうんですね。また、路面の油分や泥がゴムの微細な隙間に入り込む蓄積汚れも原因の一つです。これは「黄変(おうへん)」と呼ばれ、単なる表面の汚れではなく、素材そのものが変質してしまっている状態なんです。こうなると、普通にゴシゴシ洗っただけではなかなか白さは戻りません。

「染めるしかない!」と思う前に、まずは徹底的な掃除を試してみてください。意外と メラミンスポンジや研磨剤入りの洗剤で磨くだけで、表面の黄ばみが落ちる こともあります。特に、激落ちくんのようなメラミンスポンジは、物理的に表面を薄く削り取るので、軽度の黄ばみには効果絶大ですよ。それでもダメな場合は、ワイドハイターEXなどの酸素系漂白剤を塗って日光(紫外線)に当てる「バイオレットブライト」のような手法もありますが、これでも完全に元の色に戻らない、あるいは再発が怖い場合は、着色(染色・塗装)を検討するタイミングかなと思います。

方法メリットデメリットメラミンスポンジ手軽で安価。表面の汚れに強い。素材を微細に削るため、何度も行うと摩耗する。漂白剤+日光本来の白さに戻る可能性がある。天候に左右され、ゴムを傷めるリスクがある。塗装・染色確実に色が変わり、カスタムも可能。剥がれるリスクがあり、準備が必要。 染色よりも塗装が適している理由

一般的に「スニーカーのゴムを染める」と言いますが、実は「染色(染料)」よりも「塗装(塗料)」の方がスニーカーには向いています。これ、意外に思われるかもしれませんが、非常に重要なポイントなんです。染料は素材の内部まで色素を浸透させるものですが、スニーカーに使われる合成ゴムやウレタンは非常に密度が高く、色が入りにくい性質があるからです。無理に染めようとしても、色が弾かれたり、ムラになったりして大失敗……なんてこともよく聞く話ですよ。

ゴムの表面に膜を作る「塗装」であれば、元の色に左右されず自由な色に変えることができます。 作業に必要な道具と塗料の選び方 スニーカージャングル・イメージ
  • スニーカー専用塗料(Angelus Paint / アンジェラスペイントなどが世界中のカスタム職人に愛用されています)
  • 脱脂剤(アセトンや強めの除光液。塗料を密着させるために必須!)
  • マスキングテープ(幅が広いものと、細い曲面用の2種類あると便利)
  • 筆やスポンジ(広い面は筆、細かい境界線は極細の面相筆がおすすめ)
素材別の注意点と合皮の扱いについて

スニーカーのゴム部分といっても、実は天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタンなど素材は様々です。ここを見極めないと、せっかくの苦労が水の泡になってしまうかもしれません。特にポリウレタン(PU)製のソールは、水分と反応してボロボロに崩れる「加水分解」という持病を持っています。古いスニーカーを染めようとして強い溶剤を使いすぎると、その刺激が引き金となって一気に崩壊が始まることもあるので注意が必要です。

合皮に色がついてしまうと落とすのが大変なので、保護は念入りに。また、合皮自体を染める場合は、専用のプライマー(下地処理剤)を使わないと、後からペロンと剥がれる原因になります。 化学染料のダイロンは使用できるか

衣類を染めるのに有名な「ダイロン」などの化学染料をスニーカーのゴムに使いたいという声もよく聞きます。手軽にバケツで染められそうなイメージがありますもんね。ですが結論から言うと、おすすめはしません。先ほど触れた通り、ゴムを染めるには高温(80度以上など)で長時間煮る必要があり、スニーカー本体が型崩れしたり、ソールが剥がれたりするリスクが非常に高いからです。

スニーカーのゴムを染める具体的な手順

スニーカージャングル・イメージ 塗装前の洗浄と脱脂の重要性

乾いた後、さらにアセトンや除光液を使って「脱脂」を行います。これが最大のポイント!ゴム表面に残っている目に見えない油分や、製造工程で塗られた離型剤(ワックス)を取り除くことで、塗料がゴムにガチッと食いつくようになります。脱脂が甘いと、塗料がゴムの上で滑ってしまい、乾いた後に指でこするだけでポロポロ剥がれてしまいます。

アセトンを染み込ませたコットンや布で、塗装面を力強く拭いてください。 表面のツヤが少し消え、「キュッキュッ」とブレーキがかかるような音がするくらいまで念入りに拭き取る のがコツですよ。この時、アッパーの革や布にアセトンがつくと色が抜けることがあるので、液だれには十分気をつけてくださいね。

仕上がりを左右する丁寧なマスキング 爪楊枝の先を使って、ゴムとアッパーのわずかな隙間にテープの端をギュギュッと押し込むようにすると、境界線がクッキリして仕上がりがお店の商品のように美しくなりますよ。 専用塗料やマーカーでの着色方法 スニーカージャングル・イメージ

いよいよ色を乗せていく着色の工程です。ここで一番大切な合言葉は「一度に厚塗りしないこと」。大事なことなのでもう一度言いますね。絶対に、一度にベタッと厚く塗らないでください!厚塗りをすると筆跡が残りやすく、しかも乾燥した後にひび割れしやすくなります。

染めQを使って全体をカラーチェンジ スプレー塗装の失敗を防ぐ3つの鉄則
  1. 距離を保つ:近づけすぎると液だれします。20cm〜30cmは離しましょう。
  2. 動かし続ける:一点に集中させず、サッサッと手を左右に動かしながら吹き付けます。
  3. 薄く何度も:一度で染めようとせず、霧をふわっと乗せる作業を繰り返します。
耐久性を高める乾燥と仕上げのコツ

ついに塗装が終わりました!達成感でいっぱいだと思いますが、ここで最後の試練があります。それは「待つこと」です。塗り終わって表面が乾いたように見えても、塗料の内部まで完全に硬化してゴムに定着するには時間がかかります。最低でも24時間は触らず、直射日光の当たらない風通しの良い場所で自然乾燥させてください。ここで焦って履いてしまうと、屈曲部からすぐに剥がれてしまう原因になります。私のおすすめは丸2日放置です。我慢した分だけ、塗料は強く応えてくれますよ。

マット(艶消し)やグロス(艶あり)など、フィニッシャーの種類によって質感を調整できるので、自分好みの表情に仕上げてみてください。 スニーカーのゴムを染める方法のまとめ
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