美しいけど猛毒を持つ「カツオノエボシ」に注意!刺されたフリーダイバーのリアル体験談
美しいけど猛毒を持つ「カツオノエボシ」に注意!刺されたフリーダイバーのリアル体験談

美しいけど猛毒を持つ「カツオノエボシ」に注意!刺されたフリーダイバーのリアル体験談

猛毒「カツオノエボシ」があなたの海水浴を脅かす!? 実際に刺されたインストラクターの衝撃の体験談と、絶対に知っておきたい対処法を公開。今すぐチェック!

カツオノエボシの触手には猛毒の刺胞があり、触れると微小な毒針が発射され、毒液が対象物に注入される。刺されると 電撃を受けたような鋭い痛みがあり、赤い痕やミミズ腫れが生じて痛みが数時間続く 。そして、最も怖いのが、 アナフィラキシーショック(※)だ。アナフィラキシーショックは頭痛、吐き気、呼吸困難、脈拍不整等の全身症状が生じて死に至る場合もある 。また、激痛によりパニックに陥ることで溺れる恐れも。浜辺に打ち上げられて死んでいるカツオノエボシも、触れると刺激に反応して毒針が発射されることもあるそうなので、見つけてもけして触れないよう注意していただきたい。。

刺されないための予防策

  • ●公園や自治体からの情報を確認する。出現情報がある場合、 海へ入る際にはウエットスーツ、ラッシュガード、シャツ、スパッツ等を着用し、肌の露出を避ける
  • ●刺胞にある刺糸は短いため、薄手のシャツ程度の厚みがあれば皮膚まで届きにくい
  • ●見つけても触らない。触手のみが切れて海上を漂っていることもあるため、浮遊物に不用意に触らない
  • ●海岸に打ち上げられ、 死んだ個体でも、数週間は刺胞が活きていることがあるため、触らない 。台風等の悪天候の翌日は漂着が多くなるため、特に注意する

刺されたときの対処法

  • ●被害者が水中にいる場合は、 すぐに陸地に上げる
  • ●ショック症状がある場合は、救急車を手配する等して、 すみやかに医療機関を受診 する。呼吸停止・心停止に陥った場合は心肺蘇生を行う

応急手当

  • ●触手が残っていれば、こすらずに、 ピンセットや細い棒を使ってつまんで取り除く
  • ●触手がまとわりついて取り除きにくければ、 海水をかける 、又は海水中に浸して取り除く。
  • ● 酢や真水、砂はかけない 。酢は未発射の刺胞を不用意に発射させて症状を悪化させる恐れがあり、真水は浸透圧の差によってさらに毒が体内に流れ込みやすくなってしまう。砂は毒針を肌に擦り込んでしまう。
  • ● 患部を40~45℃の湯につける か、冷やす。
  • ●医療機関を受診する。診療科は医療機関の指示に従う。

カツオノエボシに刺された武藤氏の体験談

レッスンも終盤に差し掛かり、武藤氏がシュノーケルを外して、大声で「さぁ、みんな、この辺りで折り返しましょう!」と発声した瞬間、 波と一緒にカツオノエボシの触手が口の中に… 。さらに、口の中に入った触手を払い除けようとした手(素手)も刺されてしまった。

Point!刺された直後
  • ●刺されたとき、近くに触手や浮き袋が漂っているので、まずは周りを観察し、触手を取り除くか、もしくはその場を離れることが大事
  • ●水中で刺された場合は、アナフィラキシーショックで意識を失ったりする危険性もあるため、すぐに陸に上がる
  • ●患部に付着した触手を海水で優しく洗い流す必要があるが、今回は岸に戻りながら手をヒラヒラとさせ、自然に洗い流した
Point!陸に上がってから
  • ●お湯(40~45℃程度が目安)をかける
  • ●すぐに病院に行く。海水浴場ならまずは監視所または救護所へ。適切な一時処置をより早くしてもらえる

カツオノエボシは浮かんで漂って生きているだけなのだから、人間を刺してしまう行為に悪気はない。だから海に入らない・近づかないことが一番の予防策ではある。けど、それを承知で海に入りたい人は、ウェットスーツだけでなくフードやグローブも着用して、 なるべく肌を露出しないこと が大事。

そして海には 1人で入らず、バディ同士で入る ことも、素早い対処につながる。今回の場合、1人ではフロートやウェットスーツに絡みついた触手を取れなかったし、万が一沖合でアナフィラキシーショックになっていたら取り返しもつかないことになる。

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