ブラームス「交響曲第1番」解説とおすすめの名盤
交響曲 第1番 ハ短調 作品68はドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームス(1833-1897)が1876年に書き上げた最初の交響曲です。今回の記事では本作品の作曲の背景、各楽章ごとの解説、おすすめの名盤を譜例とyoutube動画を交えながらわかりやすくご紹介しています。
この旋律は作曲の背景にも記したようにクララ・シューマンの誕生日に歌詞を添えて送られていて、その歌詞は「Hoch auf’m Berg, tief im Tal, Grüß ich dich viel Tausendmal!」(山の上高く、谷の底深くにありて、御身に心からあいさつを送る)と言ったもので、山の奥から聴こえてきたアルペンホルンの音から採ったとも、クララへの愛情を表現したものとも言われています。※訳:属 啓成(ブラームス:交響曲第1番スコア 全音楽譜出版社)
「暗から明へ」と言うその構成はベートーヴェンの交響曲に通じるところがあり、「ベートーヴェンの交響曲第10番」と評されるのもわかりますが、それはベートーヴェンの模倣と言う意味ではなく、ブラームスのベートーヴェンを超えようとする意志を感じるかのようなオリジナリティ溢れる素晴らしい作品です。
ブラームス「交響曲第1番」youtube動画
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68第1楽章(00:00)第2楽章(17:34)第3楽章(26:43)第4楽章(31:56)
セミヨン・ビシュコフ指揮:ケルンWDR交響楽団(ケルン放送交響楽団)
piccoloのツボ!ここを聴いて!
このコーナーでは今回ご紹介した作品の中から「ぜひここを聴いて欲しい!」と言う管理人piccoloの独断と偏見によるツボをご紹介しています。
「全曲聴くのは長すぎて・・・」と感じられるクラシック初心者の方はぜひここだけでも聴いてみて下さい。
今回の「piccoloのツボ!」は第2楽章の終盤、冒頭の美しい主題が繰り返された後、再びホルンのソロで奏でられる旋律をヴァイオリンのソロが美しく装飾するように絡む場面です。(譜例⑪)
譜例⑪:演奏動画(24:02)ブラームスがクララ・シューマンに特別な感情を抱いていたと言うのは一般的によく言われることですが、実際にブラームスが自分を世に出してくれた恩人でもあるシューマンの妻、クララにどんな想いを抱いていたのかは当人のみぞ知るところです。
ブラームス「交響曲第1番」おすすめの名盤
管理人piccoloがおすすめする名盤はこちら!
ブラームス1.交響曲第1番ハ短調 op.682.ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1987年(1)1983年(2)
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ヘルベルト・フォン・カラヤン【経歴と名盤、youtube動画】 🕒️2020年4月14日ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)(1908-1989)はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の終身指揮者、芸術監督として活躍する傍ら、ウィーン国立歌劇場の総監督を務めるなど20世紀のクラシック音楽界で「帝王」とまで称されたオーストリアの指揮者です。この記事ではそんなカラヤンの生涯を動画を交えながらご紹介しようと思います。生い立ちカラヤンは1908年、音楽の好きな医師の息子としてオーストリアのザルツブルクに生まれました。幼いころからピアノを学び始め7歳でモーツァルテウム音楽院に入学した.
ブラームス「交響曲第1番」より第4楽章
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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「カール・ベーム指揮:ウィーン・フィル」「カラヤン指揮:ウィーン・フィル」「レヴァイン指揮:ウィーン・フィル」「バーンスタイン指揮:ウィーン・フィル」「フルトヴェングラー指揮:ベルリン・フィル」「カール・ベーム指揮:ベルリン・フィル」「アバド指揮:ベルリン・フィル」「ラトル指揮:ベルリン・フィル」「バレンボイム指揮:ベルリン国立歌劇場管」「サヴァリッシュ指揮:ウィーン響」「シャイー指揮:ゲヴァントハウス管」「シャイー指揮:コンセルトヘボウ管」「ハイティンク指揮:コンセルトヘボウ管」「ショルティ指揮:シカゴ響」「トスカニーニ指揮:NBC響」「フェドセーエフ指揮:モスクワ放送響」「ギュンター・ヴァント指揮:ミュンヘン・フィル」「ティーレマン指揮:ミュンヘン・フィル」「チェリビダッケ指揮:イタリア放送響」「ミュンシュ指揮:パリ管」「テンシュテット指揮:シュツットガルト放送響」「ドホナーニ指揮:フィルハーモニア管」「バーンスタイン指揮:ニューヨーク・フィル」「ブルーノ・ワルター指揮:ニューヨーク・フィル」「スタインバーグ指揮:ピッツバーグ響」「クレンペラー指揮:フィルハーモニア管」「ミュンシュ指揮:ボストン響」「ハイティンク指揮:ボストン響」「ネルソンス指揮:ボストン響」「小澤征爾指揮:ボストン響」「小澤征爾指揮:サイトウ・キネン」「金聖響指揮:アンサンブル金沢」他
それぞれの演奏に趣があって聴き比べるのも楽しいですが、個人的には重厚な中にも歯切れのよい「ベーム&ベルリン・フィル」、抒情的な美しさを感じる「小澤&サイトウ・キネン」、金管のゴリゴリ具合がクセになる「ショルティ&シカゴ響」などをよく聴いています。
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まとめ
ブラームス作曲の「交響曲第1番」、いかがでしたでしょうか?
ベートーヴェンを敬愛するあまり、作曲家としての名声を確立してからも、なかなか手を付けなかった記念すべき最初の交響曲は、長年の推敲の末に、西洋音楽史の歴史に残る名作としてようやく誕生しました。
そこにはベートーヴェンに通じる確固たる音楽の構成と共に、親愛な感情を抱いていたとされるクララ・シューマンへの想いと言ったブラームスの人間味も垣間見ることが出来ます。
クラシック初心者の方は音楽にストーリー性のある標題音楽の方が親しみやすいかも知れませんが、この機会にぜひ一度全曲を聴いていただければと思います。
もしかすると「交響曲」の世界にどっぷりとハマるきっかけになるかもしれませんよ?
最後までお読みいただきありがとうございます。こちらの作品もぜひ聴いてみてください!
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ベートーヴェン 、メンデルスゾーンの協奏曲と並び3大ヴァイオリン協奏曲と称されるブラームスの名作!
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