残酷で不条理に満ちた世界観で人々を魅了するカルト的絵本作家 エドワード・ゴーリーの優雅な秘密 練馬区立美術館
以前、雑貨屋に立ち寄った際にこんなPOPを発見。 「世界一残酷な絵本作家エドワード・ゴーリー」 「どんな絵本を描いてるんだろ?」と気になりこちらの絵本をチラッと立ち読み。 その名も「おぞましい二人」 「・・・・・。」 あまりの内容のおぞまし
絵本という体裁でありながら、道徳や倫理観を冷徹に押しやったナンセンスな、あるいは残酷で不条理に満ちた世界観と、徹底して韻を踏んだ言語表現で醸し出される深い寓意性、そしてごく細い線で執拗に描かれたモノクロームの質感のイラストにおける高い芸術性が、「大人のための絵本」として世界各国で熱心な称賛と支持を受けている大人のための絵本作家として世界的なカルトアーティストに。その人気っぷりから世界中に多くのコレクターがいる程。実は本人いわくもともとは、児童書として描いたつもりだったのですが、出版社が大人向けの絵本として世に出したことで現在の絵本作家として成功したようなのです。確かに、これを子供向けで出したら世の親御さんたちから批判されそうですね。。。
「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」の展示内容は?
展示は大きく分けて3部構成でした。第1章 ゴーリーの絵本第2章 デザイナー時代の挿絵や表紙など第3章 その他の創作や舞台美術など
なんとコチラのイラストは紙とペンで全て描かれていました。絶対銅版画だと思ったのに。。。
おぞましい二人実はコチラの作品、実際にあったある事件のおぞましさに、どうしても物語として書かずにはいられなかったとして作られた絵本。刊行時にはアメリカで多くの反感を買ったのですが、「残酷な出来事を描く人間は残酷な人間である」という勘違いに基づいていたものと思われたものだったのです。実際ゴーリー自身は温厚でとても優しい人だそう。ゴーリーが残酷さとは無縁のもっと切実な思いゆえに、やむにやまれずこの本を描きました。作家としての何かに触発されたのでしょうか。。
著:エドワード・ゴーリー, 翻訳:柴田元幸 うろんな客 著:エドワード ゴーリー, 原著:Gorey,Edward, 翻訳:元幸, 柴田 ギャシュリークラムのちびっ子たち または遠出のあとでA is for AMY who fell down the stairsAはエイミー かいだんおちた
著:エドワード ゴーリー, 原著:Gorey,Edward, 翻訳:元幸, 柴田 キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科 著:T.S. エリオット, 原著:Eliot,Thomas Stearns, 原著:Gorey,Edward, 翻訳:太一, 小山 意味のないことこそ意味がある「具体例のある教訓」 銅版画作品もあった!二階に上がり最後の展示室に銅版画作品がありました!やっぱりね・・・そんな気がしてたんだよ。だってこの人絶対エッチング好きそうだもの。
この私の読みは正しく、エッチングによる銅版画作品が展示してありました。ゴーリーは1975年から銅版画を始めます。中には、エッチングの他にもアクアチント(Aquatint)を使った作品もちらほら。なんとコチラにあった銅版画作品はとあるコレクターの方が個人で持っているものでした。その中でも特に「一輪車に乗る蟲」は銅版画の線の細さが綺麗に出ていてとても素敵な作品でした。(探しても画像がなかったので(無論、撮影も不可)ここで紹介できないのが残念ですが。。。)
グッズショップ
毎回恒例グッズ紹介へ!ちなみにコチラのショップは現金のみの取り扱いしかないので当日は現金を持って行きましょう。クレカもPayPayも使えないので要注意です。
コチラのグッズのほとんどが、なんと会場限定のものばかり。なのでグッズショップには「この人絶対ファンの人だな。。」という人たちが大人買いしていました。
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