インテリアコーディネーターが考えるミニマリストのための家具選び
生活の豊かさとモノの豊富さは比例しているわけではありません。少ないモノで豊かに暮らす、というのがミニマリストの理想的な暮らし方でしょう。 今回の記事では、インテリアコーディネーターの立場として、ミニマリストのための家具選びを考えてみました。
片づけの極意は、「何を捨てるか」ではなく、「何を残すか」。モノを一つひとつ手にとって、触れてみることが重要です。体の反応を感じて、ときめくモノは残し、ときめかないモノは手放す。こうすることで、自分にとって「持っていて幸せになる」「心がときめく」モノだけに囲まれた生活を手に入れることができます。
KonMari Media Japan Inc. こんまりメソッド『5ステップ』より引用させていただきましたこんまりさんは断捨離のことを書かれていますが、新しく購入するモノ選びでも同様です。 愛着を持ったモノ選びをすれば、それは機能的に選んだモノよりも、より豊かな暮らしを送るパートナー となります。
ミニマリストのための「ベッド」選び
ベッドフレームとマットレスは別に買うマットレスは消耗品に近い ものですが、フレームはいいものを選べば数十年使うことができます。後々のことを考え、マットレスだけを購入できるようにしておきましょう。
マットレスは国内にショールームがあるブランドを選ぶというのも日本は高温多湿のため、 マットレスに「通気性」「吸湿性」などの機能を持たせることが多い ためです。同じように、フレームもすのこやルーバーを用いて通気性を上昇させる構造となっているものを選ぶことをおすすめします。
とは言え海外製であっても、大きなメーカーなどは販売する国に合わせた商品制作を行っていることも多いため、 国内にショールームのあるブランド を選んでおけば間違いありません。 インターネットで完結してしまうようなマットレスを購入する場合は注意 してください。
ミニマリストのための「テーブル」選び
どのくらいの期間使うのか考えて選ぶテーブルのサイズは一般的に 「使う人数」 で決めます。だからこそ、テーブルはどのくらい使うのかを考えて買うことをおすすめします。
「いいものを永く使う」これがミニマリストの原則 です。
テーブルとデスクで兼用できるものを選ぶ「テーブルの上で、書き物がしやすいものを選ぶ」
具体的には、 フチの部分が高くなっていないもの、天板が低すぎない・高すぎないもの が良いでしょう。 テーブルとして使えても、デスクとして使いやすいとは限らない という点は注意が必要です。
ミニマリストのための「チェア」選び
長く座っても疲れにくいものを選ぶテーブルとデスクを兼用することを想定すると、 1脚のチェアで食事もテレワークもする可能性 があります。長い時間のパソコン作業やデスクワークに向くものを選びましょう。
かと言って、ワークチェアのようなパソコン椅子で食事をするのは味気がありません。 座り心地も良く、ダイニングチェアとして違和感がないものを選ぶ のがおすすめです。
場合によっては「スツール」の追加を検討するなど、多用途に使えます。来客の頻度にもよりますが、椅子を追加したい場合には チェアは場所を取るのでスツールの導入を検討 してみてください。
ミニマリストのための「ソファ」や「ラウンジチェア」選び
ビーズクッションなど片づけられるものを選ぶ メンテナンスが楽な張地を選ぶミニマリストのための「テレビボード」選び
壁付けのできるテレビスタンドを選ぶ 収納するものを考えて選ぶテレビスタンドではなく、置き型のテレビボードを選ぶ場合は 部屋全体の収納量を把握してから選ぶ といいでしょう。テレビボードに「プレイヤーやゲーム機だけを入れなければならない」というルールはありません。
ミニマリストからモノマリストへ
私の仕事(インテリアコーディネーター)としては、モノを減らし過ぎるというのはどうにも抵抗がありました。しかし、 減らすことの身軽さには一種の生活のしやすさ があることも事実です。
そんな中、堀口英剛さんという方が提唱した 「モノマリスト」 という概念がしっくりきました。中でも、下記の言葉がとても響きました。
「モノを極力少なくする」という考えは行き過ぎてしまうと味気のないものです。最低限のモノがあれば最低限の生活はできますが、それはあくまで「最低限」。そこからさらに生活を豊かにしようと思えば必然的にモノは増えていくはずです。
堀口 英剛さんのブログ『monograph』内の「モノマリストという考え方」より抜粋させていただきましたモノを少なくするのが目的ではなく、 モノを減らした先にある豊かな暮らしとは何なのか?を想像する ことが一番重要です。ぜひ、モノ選びを楽しみつつ厳選してほしいと思います。
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