トヨタ・レクサス、完成度が高すぎて「ほぼ自動運転じゃん!」と話題に
SNSで、レクサスNXのADAS(先進運転支援システム)を高評価する声がいくつも上がっている。中には「ほぼ自動運転」と絶賛する声もあるようだ。なかなか自動運転に踏み切らないトヨタだが、同社のADASはそんなに完成度が高いのだろうか?
【自動運転ラボの視点】 ちなみにレクサスNXのシステムが、人間側に常時責任が生じるADAS(※自動運転レベルでいうとレベル2)の水準だとしても、LiDAR非搭載モデルとして、こうした完成度の高さを実現しているとすれば、それは注目に値することだ。テスラは先日、LiDARを搭載しない完全自動運転車の計画を発表したが、その計画が実現するリアリティがぐっと高まったと言えそうだ。(※LiDARセンサーは「自動運転の目」と言われ、クルマの自動運転化には必須だと考えられてきた経緯がある。詳しくは「LiDAR(ライダー)センサーとは?特徴は?」も参照。)
- ■レクサスNXの概要と評判
- 高速道路での長距離走行が楽?
- Lexus Safety System+がレベル2を実現
- クルコンとレーンキープアシストが重要
- ハンズオフを可能にする上位版「Advanced Drive」も
- レベル2~3の主力機能は同一?
- ハンズオフ可能モデルは徐々に増加
- レベル3は絶対的な精度が求められる
■レクサスNXの概要と評判
高速道路での長距離走行が楽?電動化ビジョン「Lexus Electrified」 に基づきパワートレーンにレクサス初のPHEVが設定されたほか、最新ADAS「Lexus Safety System +」や、レクサス初のリモート機能付き[Lexus Teammate Advanced Park]の設定、世界初となる停車時のドア操作において事故防止に貢献する「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」を搭載するなど、数多くの先進技術が採用されている。
出典:トヨタプレスリリース Lexus Safety System+がレベル2を実現Lexus Safety System+には、「プリクラッシュセーフティ」「プロアクティブドライビングアシスト」「ロードサインアシスト」「発進遅れ告知機能」「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」「レーンディパーチャーアラート」「レーントレーシングアシスト」「レーンチェンジアシスト」「ドライバー異常時対応システム」「ブラインドスポットモニター」「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」「パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)」「ITS Connect」などの各機能が備わっている。
また、Lexus Teammateの「Advanced Park」にも対応している。Advanced Parkは駐車支援システムで、カメラと超音波センサーにより車両の全周囲を監視することで、並列駐車シーンにおいて前向き駐車・バック出庫・前向き出庫を可能にしている。一部モデルではリモート機能付を選ぶこともでき、車外から専用スマートフォンアプリを使用することで遠隔駐車・出庫を可能にしている。
クルコンとレーンキープアシストが重要■トヨタのADAS
ハンズオフを可能にする上位版「Advanced Drive」もLexus Safety System+でもまるで自動運転かのような走行を体感できるようだが、トヨタのADASにはさらに上がある。Lexus Teammateにおける「Advanced Drive」と「Advanced Drive(渋滞時支援)」だ。
Advanced Drive、Advanced Drive(渋滞時支援)はレベル2+に相当し、システム作動中はハンドルから手を離す、いわゆるハンズオフ運転が可能となる。常時監視は必須だが、一歩レベル3に近づいたシステムと言える。
今のところ、レクサスブランドにおけるAdvanced Drive対応車種はLSのみで、Advanced Drive(渋滞時支援)はGX、RX、RZ、LBX、LS、LMが対応している。
【参考】レクサスのADAS機能については「レクサスと自動運転」も参照。
■レベル2からレベル2+、レベル3への進化
レベル2~3の主力機能は同一? ハンズオフ可能モデルは徐々に増加ハンズオフ運転が可能なモデルは、トヨタではMIRAIがAdvanced Drive、アルファード、ヴェルファイア、ヴォクシー、ノア、クラウン、クラウン(クロスオーバー・スポーツ)、ランドクルーザー250、センチュリーがAdvanced Drive(渋滞時支援)に対応している。
ホンダは、世界初のレベル3量産車レジェンドに搭載した「Honda SENSING Elite」がハンズオフにも対応しているが、レジェンド以降、今のところ搭載例がない。
■レベル3のハードル
レベル3は絶対的な精度が求められる■【まとめ】挽回のチャンスはまだまだある
記事監修:下山 哲平 (株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)【著書】 ・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド ・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)
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