【知ってる?】「宇宙の外」には何がある?→人間の理解を超える驚きの答えとは【書籍オンライン編集部セレクション】
【知ってる?】「宇宙の外」には何がある?→人間の理解を超える驚きの答えとは【書籍オンライン編集部セレクション】

【知ってる?】「宇宙の外」には何がある?→人間の理解を超える驚きの答えとは【書籍オンライン編集部セレクション】

歴史学、宇宙論、物理学、生物学……あらゆる知識を駆使して、「ビッグバンから現在まで」の138億年を鷲掴み! さらに、「現在から宇宙消滅まで」に起こることとは? 17か国で続々刊行、話題のベストセラー『早回し全歴史──宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる』より、内容の一部を特別公開します。

いま人類は、 AI革命、パンデミック、戦争 など、すさまじい変化を目の当たりにしている。現代人は難問を乗り越えて繁栄を続けられるのか、それとも解決不可能な破綻に落ち込んでしまうのか。そんないま、「世界を大局的な視点でとらえる」ためにぜひ読みたい 世界的ベストセラー が『早回し全歴史──宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる』 (デイヴィッド・ベイカー著、御立英史訳) だ。 「ビッグバンから現在まで」の138億年 と、さらには 「現在から宇宙消滅まで」 に起こることまでを一気に紐解く、驚くべき1冊だ。本稿では本書より特別にその一節を公開したい。(初出:2024年5月19日)

Photo: Adobe Stock

人間の知る「物理法則」を超えた世界

宇宙はどのようにして始まったのかという実存的な問いを考えはじめると頭が痛くなるが、それは無理もない。私たち人間の脳や知覚は、直感的に理解できる物理法則が支配するようになってから以後の宇宙の中で進化してきたので、 それ以前の事象を了解するのが難しい のだ。

ごく小さな1個のかけらを想像してほしい。これは138億年前のビッグバンから10のマイナス43乗秒後の特異点だ。この小さなかけらの中に、すべてのエネルギーと物質、すなわちその後の歴史の展開に必要なすべての構成要素が包含されていた。そう説明されてイメージするものは人それぞれだろうが、 そのかけらの外に空間があると想像するのは間違っている

夜空を見上げると無数の星がまたたく空間が広がっているが、あれは宇宙であって、 宇宙の外にもあのような空間があるわけではない 。ビッグバンの瞬間、かけらほどのサイズの宇宙以外には何もなかったのである。

白い紙の真ん中に、ペンで小さな点を打ってみよう。そして、点の縁に沿って紙を切り取ってみよう。そのとき、あなたの指がつまんでいる、切り取られた小さな点が初期の宇宙だ。 そのほかには何も存在しない 。その点の中に、時間も、空間も、エネルギーも、一切合切が含まれている。それが生まれた瞬間の宇宙だ。それがテーブルの盤面のように広がっていき、現在も膨張を続けている。

『早回し全歴史』とは?

本書の著者は、 歴史を宇宙規模で捉える新しい学問分野 「ビッグヒストリー」において、世界初の博士号を取得した博覧強記の異才だ。

「宇宙はどう生まれたのか? 地球は? 月は?」「 最初の生命 の驚くべき正体とは?」「 大航海時代 が人類に果たした壮絶な役割とは?」「いまの人類の行動は超大局的視点から見たらいかなるものか?」「1兆年の1兆倍の1兆倍の1万倍後の 宇宙の終わり には何が起こる……?」

歴史学から宇宙論、物理学、生物学まで、あらゆる知識を駆使して、 ビッグバン以来の「全歴史」 を一気に紐解く驚くべき書!

■本書目次より

『早回し全歴史――宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる』 デイヴィッド・ベイカー著、御立英歴訳

■CHAPTER 1 ビッグバン ─―信じられないほど不思議な始まり ■CHAPTER 2 星、銀河、複雑さ ─―火の球から次々と「星」が生まれる ■CHAPTER 3 地球誕生 ─―どろどろ燃える灼熱の玉 ■CHAPTER 4 生命と進化 ─―その目を見張るような奇跡 ■CHAPTER 5 繁栄と絶滅 ──次々と生まれては絶滅していく ■CHAPTER 6 進化する霊長類 ──「恐竜のあと」に現れたものたち ■CHAPTER 7 狩猟採集民 ―─大移動する「ヒト」たち ■CHAPTER 8 定住の罠 ──農耕で「複雑さ」のレベルが変わった ■CHAPTER 9 農業国家 ──土地と富をめぐる栄枯盛衰 ■CHAPTER 10 グローバル化 ──破壊と苦しみのネットワーク ■CHAPTER 11 人新世 ──人は「絶滅」に突き進んでいるのか? ■CHAPTER 12 超未来 ──すべては消えて「無」になるのか?