クリスマスのお話
ゆめあるオリジナルのクリスマスのお話。
ゆうかちゃんは、もうすぐくるクリスマスを、とっても楽しみにしていました。 おかあさんが、 「ゆうかちゃん、サンタさんは世界中のおともだちにプレゼントをくばってまわるから、たいへんなんだよ。何かお礼のプレゼントを送りたいね。」 と言うので、ゆうかちゃんは、折り紙で、お花を折ることにしました。 雪の中をそりにのって走ってくるサンタさんに、かわいいお花をみせてあげたいと思ったのです。 赤や黄色、ピンクの折り紙で、たくさんお花を折りました。
クリスマスイブの晩。 靴下のとなりに、 「サンタさんへ
おにのこサンタ
- 文:京と不可思議
- 声:井上日夏(koebu)
- 絵:キロン
いちねんのおわり 12がつ。 まちには ちらちら しろいゆき。 そこを ひとりの おにのこが、 てくてく あるいて おりました。
たずねられて ふりむけば、 そこには ひとの おんなのこ。
「おれは おにのこ。 サンタじゃ ないやい」 「だけど あなたは あかいじゃない」 「あたまのつの に くちのきば。 これでも サンタと いうのかい?」 「だって ふくろも しょってるわ」 「こいつのなかみは きたかぜさ。 プレゼントじゃなくて わるかったなあ」
しょんぼり しちゃった おんなのこ。 わたわた そわそわ あせる おにのこ。
「なあなあ じょうちゃん おれだって、 できたら なきがお みたくない。 できたら えがおが ほしいのさ」
そのとき ふたりの まうえから、 しゃんしゃんしゃん と すずのおと。
「おにも サンタも いいこの みかた」 サンタのおじさん そういって、 そりからくれた プレゼント。 おんなのこに ひとつ。 おにのこにも ひとつ。