気づいたときは手遅れに. 見逃してない? 腎臓からのSOS
気づいたときは手遅れに. 見逃してない? 腎臓からのSOS

気づいたときは手遅れに. 見逃してない? 腎臓からのSOS

健康診断の判定で「腎機能低下の疑い」といわれても、とくに症状がないからそのままにしている。といったことはありませんか? 腎機能が悪い状態である慢性腎臓病(CKD : Chronic Kidney Disease)は、初期に自覚症状がほとんどありません。そのため、気付かないうちに進行し、自覚症状が出るほど悪化してしまう場合や、他の疾病(心臓や脳などの血管の病気)などを起こす事があります。 腎臓は体の恒常性を保つ(簡単に言えばバランスをとる)重要な役割をはたしており、一度機能が損なわれてしまうと、元の状態に回復することは困難です。 本記事では、CKDとはどのような疾患か、どのような人が特に注意すべきか、そして、どのようにして腎臓からのSOSに気づけばいいのかについてご紹介します。

健康診断の判定で「腎機能低下の疑い」といわれても、とくに症状がないからそのままにしている。といったことはありませんか? 腎機能が悪い状態である慢性腎臓病(CKD : Chronic Kidney Disease)は、初期に自覚症状がほとんどありません。そのため、気付かないうちに進行し、自覚症状が出るほど悪化してしまう場合や、他の疾病(心臓や脳などの血管の病気)などを起こす事があります。 腎臓は体の恒常性を保つ(簡単に言えばバランスをとる)重要な役割をはたしており、一度機能が損なわれてしまうと、元の状態に回復することは困難です。 本記事では、CKDとはどのような疾患か、どのような人が特に注意すべきか、そして、どのようにして腎臓からのSOSに気づけばいいのかについてご紹介します。

監修 東北大学病院 腎臓・高血圧内科 講師 長澤 将 先生

<目次>

慢性腎臓病(CKD)とは

慢性腎臓病(CKD)とは、3ヵ月以上続いている腎臓の疾患の事です。CKDは、下記の4点で重要だと考えられています。 (参考文献;平成 26 年3月 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)策定検討会」報告書 2023年11月14日閲覧)

①腎代替療法(透析療法や腎移植)を必要とする末期腎不全患者がいちじるしく増え、多くの医療費がかかっている ②末期腎不全への進行する要因であるばかりでなく、心筋梗塞・心不全・脳卒中などの心血管障害にもなりやすくなる ③有病率が予想以上に高く、今後も増加することが心配される ④早期発見によって進展予防、治療が可能である

【CKDの定義】 a尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在があきらかである(とくに尿タンパクの存在が重要) b.GFR < 60 (ml/min/1.73m2) ※a,bのいずれか、または両方が3ヵ月以上持続している。

CKDとなる原因はさまざまですが、多いのは生活習慣病です。そのため、 健康診断で「糖尿病」や「高血圧」を指摘されたことのある方は、特に注意が必要 です。

腎臓について知ろう!

1.老廃物の排泄:身体に必要のなくなったものを、身体の外に出す 2.体液のバランス調整:血液の量や含まれるものの濃さを一定に保つ 3.ホルモンの分泌:酸素を運ぶ赤血球の数増やすホルモンや、血圧を調整に関わるホルモンを出す

CKDの経過と症状

■初期 ■中期(eGFR