セルロースナノファイバーの素材産業における実用化と製品例
セルロースナノファイバーの素材産業における実用化と製品例

セルロースナノファイバーの素材産業における実用化と製品例

セルロースナノファイバー(CNF)には、その特性を生かしたさまざまな用途が検討されています。 製紙産業、プラス

セルロースナノファイバー(CNF)を含んだ樹脂を原材料の一部として使用し、これを発泡成形させたスポンジ材をミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)に使用したランニングシューズです。CNFを含んだ樹脂は星光PMCのSTARCELTM、発泡材料はアシックスのFlyteFoam® Lyte という名称です。同社の一般的なミッドソール材料と比較すると55%ほど軽量化されたが、耐久性は維持されているそうです。

アルバ23 (卓球ラケット) (ダーカー) 卓球のラケットの合板にセルロースナノファイバーを含侵法で処理し、木に反発力を持たせる方法で製造しています。中越パルプ工業製のセルロースナノファイバーnanoforest®が用いられています。 レボルディアCNF (卓球ラケット) (タマス) セルロースナノファイバーを使った紙ベースの高強度材料

セルロースナノファイバーを使った紙ベースの高強度素材が、 バルカナイズドファイバー です。

素材として供給されたバルカナイズドファイバーを使って、 電気絶縁材料や研磨ディスク基材 といったB to B商品、 トランク(かばん)、楽器ケース、配達箱、テープケース、剣道・空手の防具 などのB to C商品が製造され、市販されています。

セルロースナノファイバーだけから作った樹脂

セルロースナノファイバー(CNF)を固めて樹脂を作ることができます。中越パルプ工業が竹から製造したCNFを使った「箏柱(ことじ)」が、Sera Creations(神奈川県逗子市)から発売されています。 箏柱とは、箏(こと)で胴の上に立てて弦を支え、その位置によって音の高低を調節するもので、象牙や合成樹脂製のものが用いられてきました。自然保護や脱石油の観点から象牙や合成樹脂に代わる素材としてCNFに着目し、製品化されました。