意思決定支援に活かしたい「もしバナゲーム」
意思決定支援に活かしたい「もしバナゲーム」

意思決定支援に活かしたい「もしバナゲーム」

「もしものとき」を想定して、自分が大切にしたいことや残りの日々の過ごし方などを気軽に話し合うきっかけになればと、「もしバナゲーム」と呼ばれるカードゲームが二人の医師により作成された。患者とのアドバンス・ケア・プランニング(人生会議)に活用を。

「令和6(2024)年度診療報酬改定」では、入院料算定の施設基準に、原則すべての病棟において「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を繰り返し行い、人生の最終段階における医療・ケアを本人の意思決定を基本に行うこと」が追記され、提示された意思決定支援*¹が行われていない場合は、診療報酬の減算対象になります。以下で紹介する「もしバナゲーム」は、患者や家族の希望に寄り添う意思決定支援のツールとして役立つはずです。

患者との「もしバナゲーム」で 終末期について話し合う

もともと米国で、終末期医療における医師と患者のコミュニケーション・ツールとして生まれた「Go Wish game」と呼ばれるカードを、日本語に翻訳。そこに4人が一組になってプレーするというルールを加え、日本版として発表されたものです(その後、2人でも1人でもできるように改良されています)。

「もしバナゲーム」を活用し アドバンス・ケア・プランニングを 最期のときを話題にするのは簡単ではないが…… カードを選ぶ作業を通じて 「自身の価値観」を認識していく

さてその日本版『新もしバナゲーム 《今をより大切に生きる きっかけに》もしばなカード もしバナゲーム (第2版) 』ですが、1セットに36枚あるカードのうちの、35枚を使ってプレーします。残りの1枚は、他のカードに代用可能なワイルドカードです。

日本版「もしバナゲーム」の制作者は、基本として4人でプレーすることを推奨しています(初版は4人でのゲームを想定して作成されたが、第2版の「新もしバナゲーム」では、1人でも、2人でも、さらに多くの人数でもゲームできるように改定されている)。

「痛みは……」「呼吸苦は……」どうしてほしいか いのちの終わり方を考える きっかけづくりを

なお、ACPの進め方については、医療・介護の現場でよくある症例を通して、ACPの進め方を会話形式でわかりやすく紹介している『ACP入門 人生会議の始め方ガイド 』(日経BP)を、初心者はもとよりすでに多くの事例を実践している方にもおすすめします。

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