「真理値表」の解説
用語「真理値表」の意味を解説しています。
参考:D信号には、電圧の立ち上がりと立下りに意味がないので、D信号が取る値は L と H の2種類なのに対して、CLK信号には電圧の立ち上がりに意味があるので、CLK信号が取る値は L 、 H 、および↑と、念のために立ち下がりの↓を入れて、4種類ある事に注意してください。真理値表の電圧の値( L 、 H 、 ↑、および↓)が書いてある行は4(CLK信号の値の種類)×2(D信号の値の種類)=8行になります。
↑ 画像をクリックすると拡大 図8、電圧の立ち上がりを示すのによく使われる記号 ↑ 画像をクリックすると拡大 図9、電圧の立ち下がりを示すのによく使われる記号 表9 、Dフリップフロップの真理値表(CLK信号の立ち上がりタイミングのみ表記) 入力 出力 CLK D Q ↑ L L ↑ H H注:クロック同期式の順序回路に 非同期プリセット 端子や 非同期リセット 端子などの非同期入力端子がある場合は、それらの電圧( L や H )も真理値表に記入します。(図10参照)
図10は、東芝セミコンダクター社のTC74HC174AP という、負論理の 非同期クリア 端子が付いたDフリップフロップ(図11参照)が6個、1つのパッケージに収められたICの、データシートに載っている真理値表です。
図10、TC74HC174APのデータシートに載っている真理値表この表は、東芝セミコンダクター社 のTC74HC174AP の日本語のデータシート(2014-03-01版)の2ページより引用しました。
↑ 画像をクリックすると拡大 図11、非同期クリア端子が付いたDフリップフロップの回路記号非同期クリア端子のあるDフリップフロップの、非同期クリア端子( CLR 端子)の電圧を H に固定すると、非同期クリア端子のないDフリップフロップ(図7参照)と同じ働きをします。
そこで、図10の真理値表の CLR = H の行のみを取り出し、かつ CLR の列を削除すると、表10の真理値表になります。
表10 、図10の真理値表から CLR = H の行のみを取り出した真理値表 入力 出力 動作 CLK D Q ↑ L L 読み取り ↑ H L ↓ X QOLD 保持注:図10の真理値表ではクロック信号の名称がCLKではなくCKとなっていますが、図7に合わせて、CLKに書き換えました。また、図10ではDがCKの左側にありますが、左右を入れ替えました。図10の最後の行のQの値はQnとなっていますが、これは「直前のQ端子の電圧」という意味です。 表7 に合わせて、QnをQOLDに書き換えました。また、図10の一番右の列(Functionの列)の下から2行目と3行目が ー となっていますが、表10では「読み取り」と表記しました。
本来、表10と表7は、同じ働きをする回路の真理値表なので、同じ表になるはずです。しかし2つの真理値表を比べると、表10は電圧の値( L 、 H 、 X 、↑、↓、およびQOLD)が書いてある行が3行なのに対して、表7は5行あります。
これは、表10において、CLK= H およびCLK= L の行が省略されているからです。おそらく、「クロック信号の電圧が変化しない時にDフリップフロップの出力が変化しないのは自明だから」と、これら2行を省略したのでしょう。
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- Wikipediaの真理値表のページこのページは電子工学の観点からではなく、論理学の観点から真理値表を説明しているので注意。