技術計算製作所
Calculation for design
クランクピンの位置ベクトル\( \bf \)はクランクの初期ベクトル\( \bf> \)を回転角\(\theta\)で回すことで決まります。 また、ピストンピンの位置ベクトル\( \bf \)は、コネクティングロッドの初期ベクトル\( \bf> \)をクランクピン周りに回転角\(\psi\)で回したものを、クランクピンの位置ベクトル\( \bf \)に足し合わせるだけです。 これらの計算は回転行列(2-4)式を用いることで簡単に求めることができます。
\[ \begin & \bf & = R( \theta' ) \bf> = \left( \begin R_ \cos (\theta') & \\ R_ \sin (\theta') & \end \right) \\ \\ & \bf & = \bf + R( -\psi ) \bf> = \left( \begin R_ \cos (\theta') + L_ \cos \psi & \\ R_ \sin (\theta') - L_ \sin \psi & \end \right) = \left( \begin x_2 \\ ea \end \right) \end \tag \]
なお、ピストンピンはシリンダ中心軸上を運動するため、y座標はea一定となります。 (3)ピストン速度 (2-8)式を時間微分することで、Ψの時間微分関数\( \dot \)が定まります。 \[ \dot = \frac \cos(\theta')> \cos \psi> \quad \dot \tag \] あとは\( \bf \)、\( \bf \)を時間微分することで、ピストン速度\( \bf < \dot< r_2>> = \bf < v_2 >\)を求めることができます。 ピストンのy座標は一定のため、ピストン速度はx軸方向のみ発生します (つまり、y軸成分を計算する必要はありません)。 (4)ピストン加速度 \[ \dot L_ \cos \psi = \dot R_ \cos(\theta + \theta_o) \] 上式を時間微分すると次式を得ます。\[ \ddot = \frac < R_( \ddot < \theta >\cos ( \theta + \theta_o ) - \dot^2 \cos(\theta + \theta_o) ) > < L_\cos \psi > \qquad + \dot< \psi >^2 \tan \psi \]
クランクが等速円運動を行うとき\( \ddot = 0 \)なので、上式は次のようになります。 \[ \ddot = \frac < \dot^2 R_ \cos(\theta + \theta_o) > < L_\cos \psi > \quad + \dot< \psi >^2 \tan \psi \tag \] あとは、(2-12)式を時間微分することで、ピストン加速度\( \bf < \ddot< r_2>> = \bf < a_2 >\)を求めることができます。 2.2.クランク機構の計算例 クランク機構計算ツール(Excel版)を無料で公開していますので、そちらもご活用ください。 設定入力例 出力例Copywright (C) Gijyutsukeisan 2009~