百穴温泉 春奈
よしかの訪ねて入った温泉ガイド。 百穴温泉 春奈。混浴マナーの悪い温泉。ここまで言う温泉は他に無い。 詳細な温泉情報、口コミ情報をお探しの方にもお役立ち。
子供たちを連れてプールに行くことにした。だが、いくら暑い日が続いても6月ではなかなか屋外プールはオープンしない。そこで国営武蔵丘陵森林公園で水遊びさせることにした。 帰りに温泉に寄って行こうと思ったが、最寄の森林公園ホテルヘリテイジ・四季の湯(ときのゆ)は 一度入ったことがある。どこか違うところはないか探してみた。 カーナビで近隣に百穴温泉を見つけた。 どこかガイドブックでジャングルのようなお風呂の写真を見た記憶がある。そこだろうか。
周囲は一面畑や林で町からは外れたところにある。古代墳墓として有名な吉見百穴が近い。 幹線道路から少し入ったところで、駐車場に車を停めるとえらく渋い建物が目に入った。ずいぶんとB級な佇まいだ。 やけに繁盛している。この佇まいに似つかわしくなく、駐車場は満車状態。しかもナンバーは埼玉か東京…泊まりではなくみな日帰り利用と見える。よほど良い温泉なのだろうか? パンパンとしきりに五月蝿い音がする。射撃場が隣接されているのだ。
廊下を通って浴室へ向かうと、合宿所でもこれよりはマシかと思うような洗面台などがある。 脱衣所は手前から男性用、女性(混浴)用、女性専用浴室用と三つあり、いかにも適当に書かれた暖簾が下がっている。 脱衣所前まで来て、初めてこの温泉に混浴浴槽が存在していることを知った。こんなに首都圏から近い場所に混浴があったとはまったく知らなかった。
とりあえず女性専用浴室の脱衣所を使い、内湯へ行ってみた(左の画像)。 こちらも建物外観にマッチしたB級感漂う内湯だ。シャワーのフックが壊れていたり、シャンプーの容器が黒ずんでいたりする。 どうもこういう浴室に入浴するのは落ち着かない。別に新しい施設である必要はまったく無いのだが、メンテナンスや清掃が行き届かないお風呂は、 個人宅の浴室をお借りしているような所在無げな雰囲気があるものだ。
同じ脱衣所から女性用露天風呂に出ることが出来る(右下画像)。 こちらに来て少しホッとした。 見晴らしは無いが、悪くない岩風呂だ。汚れた透明のトタン屋根はいただけない。
お湯はメタホウ酸含有による規定泉で、強い個性を持っているわけではないが、温めなのによく温まる。内湯、露天風呂ともに、湯口からの投入はちょろちょろだが加熱掛け流しをしているようだ。 無色透明だが、ごくわずかに折のような濁りがある。 湯口での臭いはどこかでかいだことがある臭い。そう、熱帯を模した温室に足を踏み入れた時に感じるむわっとした湿った臭いだ。 それにしても射撃場の音が五月蝿い。寛ぐ気になれない耳障りさだ。
混浴の浴室は女性用内湯に隣接しているらしい。窓ガラスを細くあけて子供たちにパパを呼んで貰った。パパはそこが混浴だとは知らないらしい。男湯だから入ってきちゃ駄目だよと返事をしている。 しかしその女湯と男湯を隔てるガラス窓の異様なこと(左の画像)。 どうして普通の透けないガラスにしないのだろう。気味が悪い。
混浴用の女性脱衣所は隣室なので、一度廊下に出ないと行かれないものと思っていた。そこで子供たちに服を着せようとしていると、どこからか「鍵を開けてくださーい」という呼び声がする。 見ると女湯用脱衣所と混浴用女性脱衣所の間に細いドアがあり、着替えなくても出入りできるようになっていた。 こちらの脱衣所に荷物を置いたまま混浴に移動した女性が、間のドアを閉められてしまった為戻れなくなっていたのだ。
女性は「家族で来たならせっかくだから混浴にも入っていけば」と誘ってくれた。 が、しかし、タオルを一枚たらしただけで入ろうとした私を止めて、今日はお客さんが多いみたいだからしっかりバスタオルを巻かないと駄目だよ、とアドバイスしてくれた。 彼女もかっちりとバスタオルを巻いていた。
かなり広い浴室は、記憶にあるとおりジャングル風で、もともとの温泉の臭いが熱帯植物的だからイメージとしては間違っていないのだが、開閉できる頭上は汚れまくり、 植物はわさわさとむさ苦しく伸びて、さびれかけた温室内で入浴しているようだ。 それより変なのは入浴客たち。男性ばかり20人以上いて、全員でこちらを凝視している。
帰宅してネットで百穴温泉を検索してやっと理由が判った。 首都圏から近い無色透明の混浴風呂だというので、一部でかなり有名になっているらしい。週末ともなると、混浴に入浴する女性を見るという目的のためだけに百穴温泉にやってきて、 トイレも我慢してひたすら浴室で女性の脱衣所ドアが開くのを何時間も待ち続ける男性が相当数いらっしゃるらしい。
あとから何故あんなに異様な雰囲気を感じたのか考えてみた。 まず女湯にほとんど入浴客がいないのに、男性客が多すぎることに異常を感じた。普通の温泉なら、それほど比率に差は出ない(平日昼間に女性客が多かったり、 ゴルフ場の傍では男性客が多かったりすることはある)。 あれだけの人数が入浴していたら、普通はグループがちらほらあるはず。ゴルフやツーリングなどで友人たちと来ている場合、浴槽内では各々のグループで固まって話をしたりしているものだ。 それが(本当に気持ち悪いことに)20人くらいいるのに、全員浴槽やその周りに、計ったように均等に陣取って、全員無言のまま隣と等間隔の距離をおいていたのだ。 さらに、普通は浴室内でみんなてんでの方角を向いているはずが、全員こちらを向いていた。普通は混浴の場合、女性が入ってきたらじろじろ見ないように別の方を向いたり目をそらしたりする人が 多いが、ここでは命令されたかのように全員が最初から同じ方向(女性脱衣所の方)を向いていた。 子供たちが「パパいるー? パパ何処ー?」などと呼びかけたとき、普通の温泉なら誰か、「もう、あがったみたいだよ」とか「いないみたいだね」とか話しかけてくれるものだが、 ここでは誰一人言葉を発しなかった。 どこの混浴でもマナーの悪い男性はちらほらいるものだ。だが、そうした人が女性に煙たがられるように、わざと女性の方を向いたりする男性は、一般のほかの男性にも「あいつ、感じ悪いな」と 見られるものである。それがここではまったく違った。見るからに「全員共犯」状態。
百穴温泉 春奈へのアクセス(地図)
女性の混浴風呂攻略ポイント
- マナー最悪なので混浴露天風呂になんか行く必要はないと思う(女湯で十分)。
- が、しかし、もしかして今日はたまたま変な人がいないかもと思う人のために載せておく。
- 混浴用女性脱衣所完備なので、そこに行き、服を着たまま浴室のドアを開けて中を確認すること。決して無防備に服を脱いで開けてはいけない。
- 中を見た上で、入れそうだと思えば入ればいいし、絶対嫌、と思ったら女湯に行けば良い。
- 但し、見ただけで気持ち悪くなるかもしれないので、覚悟して開けてね。
- 家族やカップルで混浴に入りたいと思ったら、近隣に水着で楽しめる森林公園ホテルヘリテイジ 四季の湯があるのでそちらがお勧め。
近隣の子連れ遊び場情報
- 国営武蔵丘陵森林公園
口コミ情報
- 埼玉の「百穴温泉春奈」は2014年1月から休館中という情報を得ました。問い合わせや確認をしたわけではありませんが、報告まで (2015/3/11 ユウキさんより情報を頂きました)