バカでもアホでも時間をかけたらできるキャブレターセッティング手順書 空ぶかし篇
なにやら巷には「キャブレターとかよくわかりませへぇーーん」「動くので問題無いです笑わかんないけど笑」等と恥ずかしげもなくヘラヘラしとるやつが居ます。許せません。若い頃、やらんでいいのに原チャにパワーフィルターを装着し、バカ調子悪くなってキャブレターをいじる、だとか、カブをボアアップして、ビッグキャブ入れて、もちろん調子悪いのでキャブレターいじる、みたいな義務教育を受けていない方々なので仕方ないかもしれませんが、無知は罪であるため断罪されるべきです。極刑。ですが、この記事をわざわざ読みに来たアナタは今までの愚行を悔い改め、素晴らしいキャブレターセッティングの世界を理解しようと一歩踏み出した。えら…
"NY" 針のシリーズ名 この部分はテーパー形状ごとの名前や、標準となる針と比較してテーパー位置が大きく違う物の名前になっています。 シリーズ違いごと詳しくどれがどういう針かみたいな事はよくわかりませんが日本人で言う名字みたいなものです。 この部分が他車種と同じ名前であったとしても形状が異なるかもしれません。 名字同じでも血縁関係が全く無いみたいなものです。 なので、針を注文する場合は必ずセッティングで使用する針と血縁関係のある同車種シリーズで揃えましょう。 セッティングが出ない場合はシリーズを変更する可能性もあります。
"E" テーパー位置 微開から全開直前まで幅広い範囲に影響力を持つ、権力者のような部分。 アルファベットが後ろに進むと テーパー位置が下がる=薄くなります。 このNYシリーズでの一文字分の変化量は0.5段ですが、他車種の針では1段分変わる針もあるかもしれません。全く詳しく無いド素人ですので聞かないように。
(5/12 訂正 このYZ125X PWKの針では針の段差で一番濃いものが"F"の段らしい。アルファベットが進めば薄いと言うのは例外もあるみたいなのでサービスマニュアルと照らし合わせて確認してください。)
"H" 針のストレート径 微開から半開前くらいまでを担当する部分です。 アルファベットが後ろに進むとストレート径が太くなる=燃調が薄くなります。 微開周辺の燃調を微調整する縁の下の力持ち的な存在。いつもありがとう。
濃い アクセルをだんだん開けていった時に途中で回転が止まる場所がある。(モゴゴゴゴみたいな湿っぽい音がする) その領域を越えてアクセルを開けたり閉じたりすると更にふけあがる
【4.】微開から半開まで坂道発進等で使うこの領域は特に重要です。 よくわかってないアンポンタンは「125は全開しか使わないから」みたいな事を言いますが、125こそ、この領域をしっかり合わせないと "開けているのに進まない" "等速で進みたいのに勝手に搔いてキャンバー落ちる" のような全く使いにくいカスみたいな状態になります。オハナシにならない。 また、ロースピードな状況で多用するこの領域を調子の良い範囲で濃くするとエンジンが冷え、低回転の粘り向上、恋愛成就、学業成就、金運アップと良いことしかありません。 レスポンス重視なら薄めに振ります。
ここはセッティングビギナーが空ぶかしのみ でバッチリにするのが特に難しいです。 実走を入れ、調子の良い状態を作ってから空ぶかしの具合を覚えます。 なので、この段階での調整は半開以降と同じくざっくりでいいですが、目安は1/4くらいまでは開けた分だけ吹け上がり、以降はだんだんと速く回転が上がるみたいな所でしょうか。
濃い 回転が上がってこない、止まる 湿っぽい音がする
薄い 回転上昇が速く、数ミクロンしか開けてないのにパワーバンド手前までふけあがるが、急開でストールする 回転は上がってるのに音に力がない
YZのPWKはスローを薄くしすぎるとどんなに針のストレート径を濃くしていってもアイドリングからの急開でストールする傾向にありました。 急開も試し、ストールしてしまう場合はスローの番手を上げてやります。 そのうえでじわじわ開けでモゴモゴ言うなら針のストレート径を絞ってやって帳尻を合わせます。 逆にどんなに急開してもストールしない時は濃すぎる可能性もあるので一旦ストールする所まで番手下げて確認してみるのはあり。
エアスクリューの締め込み量の変化を一番感じる領域であるため、微調整はエアスクリューで行えます。 アクセルを開閉させながら締めたり緩めたりしていい感じの所を探しましょう。 締め込み量が0.5とか、逆に3周以上になる時はスローもしくは針のストレートがズレてる可能性があるので見直します。
実走での確認事項はもちろん今度書きますが、ここまでをとりあえず自分なりに試してください。 試して学んでください。 お前はキャブレターセッティングがわからないボンクラなんだから誰よりもキャブレターを弄れ。