サトウマツ(シュガーパイン)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等の紹介
サトウマツ(シュガーパイン)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等の紹介 サトウマツ(シュガーパイン)の茎は木質で 樹皮は灰色もしくは赤褐色(~黄褐色)
サトウマツ(シュガーパイン)の茎は木質で樹皮は灰色もしくは赤褐色(~黄褐色)をしており、亀甲状に割れ、亀甲状に剥がれます。樹形は円錐形で成熟すると樹冠が丸みを帯びトップが平らになる傾向にあり、幹の太さ約90(~180)cm、幹は垂直に伸びて枝は水平(重みでしばしば下垂)に広がり高さ約3000(~5000)cmに成長します。葉は束生(5個ずつ)、葉色は緑色で白色の気孔が目立つ、葉身の長さ約5(~11)cm、葉身の形は針形です。花は若枝に咲き雌雄同株のため雄花と雌花が個々にわかれて一つの木にあります。雄花は黄色もしくは橙色か桃色をしていて若枝(穂)に穂状に並ぶ形で咲きます。実(果実)は球果で毬果(松ぼっくり)とも呼ばれます。球果は初め緑色で受粉後約2年かけて熟し褐色になり、球果は長さ約25(~50)cmの卵形、鱗状に種鱗が重なり、種鱗の内側には長さ約2(~3)cmの長い翼のある長さ1(~2)cmの種子があります。
マツの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
サトウマツ(シュガーパイン)の育て方
花壇の土づくり日当たりサトウマツ(シュガーパイン)は成長するために多くの光を必要とするため、基本的には直射日光が6時間以上あたる日向で育てましょう。また直射日光が3時間から5時間の半日影までで育てる事が出来ます。
土壌の土質サトウマツ(シュガーパイン)は幅広い土壌で育ちますが、雨の後にジメジメした過湿が長く続いたり、雨ですぐに浸水する様な土壌では、葉が黄化する等の様々な生育不良がおきやすくなります。そのため基本的には通気性と排水性がよく適度に肥沃な砂壌土に植えてあげましょう。また排水性や通気性を高めるために植え付け時に土を盛上げて高植えする事も大切です。
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
高植え高植えとは、木(樹)の根っこの上部が地面より少し高い場所になるように苗を定植する事です。土を盛上げ高植えする事で、土壌の排水性や通気性が高くなり根腐れしにくくなる等のメリットがあります。そのためジメジメとした過湿を苦手にしている植物や乾燥に強い植物等に向く定植方法です。それ以外の植物では土壌が乾燥しやすくなり管理が大変になる事が多いため行われません。
鉢土づくり日当りサトウマツ(シュガーパイン)は日当り好むため、基本的には直射日光が6時間以上当たる日向で育てましょう。また直射日光が3時間から5時間の半日影までで育てる事が出来ます。
培養土サトウマツ(シュガーパイン)の培養土を自作する場合は通気性と保水性のバランスが良く肥沃な培養土で育てましょう。
- 赤玉土+ボラ土(細粒)+腐葉土=4:2:4
- 赤玉土(中粒)+鹿沼土+バーク堆肥+くん炭=4:2:3:1
生育初期サトウマツ(シュガーパイン)は植え付けから2年、根が張り活着するまでは、土が完全に乾燥しないように定期的に水やりを行い育てましょう。
地植えサトウマツ(シュガーパイン)は乾燥に強いため、地植えしている場合は極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。
鉢植えサトウマツ(シュガーパイン)を鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
肥料の与え方肥料を与える場合(寒肥)植え付け後の肥料は毎年冬から晩冬(1月~2月)に与えます。肥料の成分は油カスもしくは栄養がバランスよく入る水平型の配合肥料もしくは緩効性肥料を選びましょう。施し方は株元から少し離した場所に何ヶ所か穴を掘り、その中に配合肥料もしくは緩効性肥料を施します。
剪定のやり方間引き剪定間引き剪定とは日当りや風通し、樹形を乱す不要な茎を根元から剪定して取り除く事です。間引き剪定の剪定時期は秋に行います。生育が盛んな春に行うと樹液が流れ見た目が悪くなったり害虫を引き寄せやすくなります。間引き剪定のやり方は枯れた茎や損傷した茎、病気の茎等の健康な成長を阻害する不要な茎を見つけて根元から間引き剪定します。また樹形を乱す不要な茎(忌み枝)も必要に応じて根元から間引き剪定します。
夏越しする方法 冬越しする方法Hardiness:7b~9a
挿し木や株分けで増やすサトウマツ(シュガーパイン)の挿し木の方法
- サトウマツ(シュガーパイン)の挿し木時期は晩春から初夏が適します。
- 挿し穂は今年成長したまだ柔らかい茎を長さ10~15cmでとりましょう。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 茎の下部の葉を取り除きます。
- 挿し穂の切り口を水の中に30分程浸けて水揚げを行います。
- 挿し木用の培養土に幾つかの節を入れ挿し穂を深く挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
種まき手順
- 種を撒く前に果実(球果)から種子を取り出し、種子を水の中に24時間つけます。
- やや湿らせたバーミキュライトに種を混ぜ密閉される袋の中に入れて、冷蔵庫(約4度)の中で8~12週間保管して寒さを経験させます。
- 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
- 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
- 種の上に薄く土を被せます。
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