簡単でわかりやすい!水酸化マグネシウムと酸化マグネシウムの違いとは?薬の効果や副作用も看護師ライターが詳しく解説
腎臓の病気や高齢者のように腎機能が低下している方の場合は、高マグネシウム血症の副作用が出ることがあります。腎臓の病気でないのに高齢者の腎機能がなぜ低下するかというと、そもそも人は年齢を重ねるごとに見た目だけでなく、視力低下や聴力低下、素早い反応ができなくなる、胃腸での消化吸収や心臓など内臓全般の機能などが低下するものなのです。個人差はありますが、80代は30代に比べて腎機能が半分程度に低下するといわれています。
しかし腎機能が正常な成人であれば、医師に指示された量を守って服用する分には問題ありません。
どんな症状?対処法は?正常なマグネシウムの血中濃度は1.8〜2.4mg/dlです。
高マグネシウム血症の症状は軽度であれば無症状ですが、血中のマグネシウム濃度が5mg/dlを超えると吐き気や体に力が入りにくい、声をかければ覚醒するが、声をかけないと眠ってしまう意識障害の一種である傾眠(けいみん)、1分間に脈が50〜60回未満になる徐脈(じょみゃく)、低血圧などが出現します。血中濃度が12mg/dlを超えると意識混濁(傾眠を含め、意識がはっきりしない状態)〜意識を失う、呼吸が抑制され、最悪心停止に至ることがあるので注意が必要です。
症例数としては少なく、腎不全の持病がある人や高齢者といったリスクの高い人以外が服用しても副作用が起こる心配は入りませんが、万が一、このような症状が出た場合はすぐに病院にいきましょう。